シンジ君ってば料理上手〜♪
かわいいし〜
猫がしゃべるし〜
他にも〜
以下だらだらと
新世紀エヴァンゲリオンE
第四話 洞木、山岸、トウジ・・・か
ジュウジュゥ〜
よっと、後はスクランブルエッグで良いかな?
ジュゥジュウ〜
「夜叉ぁ〜、起きてるだろ〜」
朝飯のときは起きてるんだよな、アイツ。
「夜叉ぁ〜?」
「そう何度も呼ばんでも起きてる・・・・全く、朝は苦手なんだぞ」
知るかいな、全く朝食、食ったらすぐ寝ちゃうくせに。
「マヤさん起こしてきてね〜」
「・・・・・・あの娘もなかなか起きんからな」
僕がマヤさんに引き取られて、早一週間。リツコさんは、猫がしゃべったことを忘れ、マヤさんはなんら問題なく、猫改め夜叉と話したりしてる。
あ、マヤさんの少女趣味の部屋に近づかなければ問題ないだった。マヤさんの部屋はちょっと僕には合わない。すんごいもの。
あ、あとミサトさんとは、たまにご飯いっしょに食べたりする
なんら問題なく順調に進んでいる僕の生活。訓練もどうってことないし、懐が暖かくなってくるし、まあ、一つ問題があるとすれば、
「・・・・・ガッコ、行かなきゃいけないのかなぁ」
実はあんまり好きじゃない。
今日から中学校なのだよ。全く義務教育なんぞ・・・だ。
マヤさん曰く「学校行って友達作らないと、ね?」だそうだ。まぁ、よく解らないけど友達は作らないとねってことかな。
「おふぁよぉ〜ひんじくん」
「全く、髪が酷いぞ」
そんな事を考えているとマヤさんが半分眠りながら起きてきた。
「マヤさん、ご飯できてるので、顔洗ったら食べてください」
「ふぁ〜い」
は!?いかんいかん、ちょっとかわいいとか思ってた。というかマヤさん童顔だよな・・・・。
「シン、飯」
「そこで食べてね、はい」
「焼き魚か・・・・悪くない。ところで今日から学校とやらじゃないのか?」
「そうだよ、まだ時間あるけど」
「・・・・・昼はどうすればいいのだ?」
コイツ本当に食うことばっかだな。でも、どうするか。
「うっわぁ〜、いい匂い」
マヤさんが戻ってきた。あ、そうだ。
「マヤさん。今日から僕ガッコって知ってますよね?」
「あ、行く気になったのね?」
まあ、あんまり乗らないけど。
「それで夜叉の昼ごはんNERVで食べさせてくれませんか?」
「ええ、いいわよ」
「NERVで飯か。まあ、あそこは気候がいいからな」
気候って毎日晴れだよ・・・・。
「じゃ、そういうことで僕はもう行きますよ?」
「え?送っていくわよ、最初だし」
「最初だから道とか覚えないといけませんから」
転校して次の日に道に迷ったってカッコ悪いし。
「解ったわ。じゃあ、いってらっしゃい」
「にゃ〜ん」
「じゃ、いってきま〜す」
ここをこっちだよな?出発したはいいけど、ちょいと道が複雑。
おお?あれは登校途中の中学生か?ちょっと聞いてみよ〜。
「あの〜すみません」
「はい?」
う〜ん、中学生で言う「かわいい」の部類の女の子だな、うん。おさげがぷりちー。じゃなくて道聞かないと、
「あの第一中ってどこにあるか解るかな?」
「あ、そこの生徒ですよ、私。よろしければ案内しますよ?」
おお、なかなか礼儀がなってるね、それではお言葉に甘えさせてもらおうかな?
「ええ、お願いします」
「もしかして、転校生ですか?」
「ん?そうだけど」
「珍しいですね」
珍しい?
「なんで?」
「え?この間の事件知らないんですか?」
事件?通り魔か?まさかな、そんなんじゃないだろ。
「事件って?」
「何でも戦争があったらしいんです。そのとき私はシェルターに避難しててよく解らなかったんですけど、それのせいでみんな引っ越しちゃったんですよ」
・・・・・あ、もしかして。
「使徒の事?」
「使徒?」
違うのかぁ、まさか僕の寝てる間に戦争が?
「・・・・・この町って危ないの?」
「え?いや、よく解らないです」
「そかそか、ま、いいや。あ、僕、碇シンジ、え〜とB組に転校予定。よろしく」
「B組ですか?私、そこで委員長やってるんですよ。あ、洞木ヒカリです。よろしくお願いします」
おお、偶然だね、しかも委員長ね。ついでだからガッコの案内も頼もうかなぁ〜。
ガッコについて色々と、話を聞きながら歩いているとだんだんと登校してくる生徒が増えてくる。それはいいのだが、なんか皆でこっち見てるような気がしてならない。まあ、よしとしようかな。
「到着かな?」
「ええ、職員室まで案内しましょうか?」
「ん、いいや。職員室は自分で探すよ」
と言って一度彼女と別れた。
「学校か・・・・・」
僕は第3新東京市立第壱中学校の校門前で思わず呟いた。中学校か・・・・小学校と変わらず大して行ってなかったんだよなぁ。よし、
「昼寝が出来るってすばらしいよねぇ」
何事もポジティブに、だよね。
彼と別れて私はいつものように教室へ向かった。・・・・・ちょっとかわいかったかも。は!?いけないけない!私には・・・。違う、違う、あんなの好きじゃない。じゃあ碇君の事好きになって・・・・・ああ!
どうすれば!
そんなこんなで教室に着くと、
「ヒッカリ〜見たわよぉ〜」
「あの子彼氏?知らなかったぁ〜いつの間に作ったのよぉ〜」
「かわいいって言うか、かっこいいって言うか、いいなぁ〜」
な、なんで皆して・・・・まさか、碇さんのこと!?
「ちょ、ちょ、ち、違うの彼とは何にもないのよ」
「またまたぁ〜鈴原かと思わせておいて本命は彼なのねぇ〜」
す、鈴原は関係ないぃ。
「も、もう、みんな席について予鈴鳴るわよ!」
「ヒッカリィ〜後でちゃんと聞かせてねぇ〜」
「違うって言ってるでしょ!」
「呼ぶまで、ここで待ってなさい」
と言ってこのクラスの担任の先生が中に入っていった。こういうの、初めてだ。転校なんかしなかったし、開口一番なんて言ったらいいんだろう?
・・・・・。
そういえば、夜叉が「下手に出てナメられるな、簡潔に話せ」、とか言ってたな。
「はいりなさい」
お呼びが掛かった。その作戦で行ってみよう。勇み足で教室の中に乗り込む。担任の後を追いながら教壇の前に立ち、教室の中をジロリと睨み付けた。
「碇シンジ。よろしく」
ぶっきらぼうに、愛想の欠片もみせず、言い放った。
が、
「「「きゃぁぁ、かっこいぃ!!」」」
「「「「「「ちっ」」」」」」
「売れる、売れるぞぉ」
な、なんか予想していた反応と違うような・・・・。最初に聞こえてきた黄色い声は、まあ、おそらく女の子だよね?ちょっと嬉しい
で、そのあとから聞こえてきた殺意100%の舌打ちは男子?こ、怖いね。最後に聞こえてきたのはなんだか・・・・・・放置しておこう。
そもそも、それほど騒がれるほど僕ってスタイル良かったの?ちょっと自信がついたかも・・・・・照れ。
「席は〜」
「あ!洞木さん!ホントに同じクラスだ!」
いたいた、同じマジに同じクラスだったのね。よかったぁ〜、知り合いがいないと辛いからね。
「おや?洞木さんとは知り合いですか?」
「はい、その隣、あいてますね?」
「ええ、そこでいいですよ」
洞木さんの隣の席に歩いていくと、なにやら周りの目が気になってきてしまう。そんなに悪いことしたのか?そうか、洞木さんはもてるんだな?成程、嫉妬か?
「改めてよろしく」
「え、ええ、よろしく」
「いや、よかったよ、マジで」
いや〜しかし、授業になってないよ。
この先生、授業そっちのけでセカンドインパクトの時の体験談を喋り始めちゃった。こういうときは寝ても・・・・ん?
ノートパソコンのディスプレイにコールのサイン?
『碇君があのロボットのパイロットって本当?Y/N』
ロボット?夜叉のことかな?
まあなんでもいいや、さて何と答えようか。って、決まってるけどね!
『Y』。
「すげぇ!!」「マジかよ!!」
「どうやって選ばれたの!?」
「テストとかあったの!?」
「怖くなかった!?」「ビーム出る!?」
「操縦席とかどうなってんの!?」
「必殺ワザとかあるの!?」「どういう仕組みで動いてるんだ!?」
いえ〜い、ってなんでこんなことになるんだ〜!?クラス中が見てたとか?というかそんなに一片に質問されたって答えられないよ。
「・・・・・・え〜っと、メンドイから機密事項」
機密事項。いい言葉だね、感謝、感謝。
『え〜、なに(なんだよ)それぇ』
でもみなさん不満たらたらなご様子で。
「・・・・えっと」
「みんな!まだ授業は終わってないのよ!席に着きなさい!」
おおぅ、さすが委員長、助かるね。皆はぶーぶー文句たれながら、席に戻っていった。
それで、休み時間になった瞬間。僕は風になった・・・・・・いや、逃げただけだけど。なんか後ろから「待って〜」だの聞こえるけど無視。僕って結構足速いのよ、ほっほっほ。
・・・・・・はい。そんなこんなでここはどこ?逃げたはいいけど、どうやら少しだけ迷った。仕方ないでしょう?こんなんどうしよもありませんがな・・・・。
お!?図書室発見!覗いてこうっと、どれどれ?
結構広い、図書室っていうか図書館って感じ。なんか面白そうな本ないかなぁ〜。と、よそ見してたら、ドン!って、ぶつかっちゃったよ。
「「ご、ごめんなさい」」
とりあえず、謝ったらハモったよ。
「「え、え〜と」」
・・・・・あらら?
「「・・・・・」」
と、とりあえず。
「拾うの手伝うよ」
「え?あ、ああ、いいです、自分でやりますから」
結構な量の本だ。まさか、パシらされてるのか?
「はい、どうぞ」
拾い集めて彼女に渡す。
「あ、ご、ごめんなさい」
「いえいえ、お気になさらずに」
「は、はぁ・・・・・・あ、碇シンジさん?」
およ?ぼ、僕の名前を知ってる。解った、
「テレパシーだ!?」
「は?」
違うようだ。つまらん。非常につまらん。
「え、え〜と、私、同じクラスの山岸マユミって言います」
クラスメイト!?おお、びっくり、きずかなかった。ていうかまだ転入したばっかしだし、問題ないね。
「山岸さんね?よろしく、碇シンジって知ってるんだっけ?」
眼鏡とホクロでロングヘアーの山岸さん。おっけ、覚えた。
「はい、朝挨拶してましたし」
「そかそか、山岸さんはその本読むの?」
「ええ」
「全部?」
「ええ、全部」
「リアリィ?」
「り、りありぃ」
「そかそか、うん、読書家だね。僕も本好きだよ」
同じ趣味の人がいるとちょっと嬉しい。
「え?碇さんもよく読むんですか?」
「図書室で借りたことないけど、お金があったら本かCDか衣服に消えるよ」
「そうなんですか」
「そうなんです。おおぅ!?もうこんな時間じゃん、山岸さん少し持つよ」
「え!?いいです!私が借りる本ですから!」
「時間とらせちゃったの僕だしね、気にしない、気にしない」
旅は世につれって違うし、あ、そうだ、人類皆兄弟ってね。
「ご、ごめんなさい」
「ぷ」
また謝ってる、この子、昔の僕にそっくり。
「・・・・・えと」
「さっきから謝ってばっかだよ?」
「ご、ごめ「ほら」・・・・え〜と」
くっくっく、面白い。
「ま、解るけどね」
「え?」
「ほら、さっさといこ」
「は、はい」
んで、山岸さんと教室に戻ったはいいけど、教えてくれって、てんやわんや。やれやれこんな事になるなら言わなければよかったな。
「お前ら!ちょっと静かにしい!!」
なんか黒ジャージ少年の一喝で静かになったけど、
「転校生、ちょっとツラかしや」
随分ケンカ腰なのね。
で、なんだかしらないけど、黒ジャージ(+眼鏡)に体育館裏に拉致られてるし、この展開からして決闘か告白・・・・・決闘だな!?
早速ジャージ少年が殴りかかってくる。僕は間一髪バックステップでそれを避ける。
「危ないよ?なんか用があるなら口で言ってくれよ。殴られるのはごめんですな」
「すまんなぁ、転校生。わしはお前を殴らないかん。殴っとかな気がすまへんのや」
「悪いね、この間の騒ぎであいつの妹さん怪我しちゃってさ、まっ、そういうことだから殴られてやってくれよ」
はぁ!?なんじゃそら、殴られて?酷いね。
「避難命令は出ていたはずだよ?僕もそれを聞いたしね、どうして逃げなかったんだい?」
「瓦礫の下敷きになってて、逃げれなかったんや!!」
そ、それは僕が悪いわけじゃないだろーが!
「なんで瓦礫の下敷きに?おかしくない?」
「煩いわ!お前が暴れたせいでわしらは死にそうになったんじゃ!!」
ひょいと次の攻撃もかわす。
「い、いやいや、ちょっと話し聞いてよ」
「屁理屈ばかりごちゃごちゃとぬかしおって。妹の顔に傷でも残ってみいっ、わしはお前を許さへんで!!」
同じ攻撃パターン。血が上ってる証拠。つーか屁理屈も糞もないし・・・。
「アホタレ、それならお門違いだ!僕じゃなくて深縁色の怪獣を恨めよな!」
「そないなことできるか!!」
気持ちはわかるけど・・・・。
「もうやめとけよ、トウジ。こいつが戦ってくれたおかげで、お前の妹は助かったんだろ」
はぁ〜、もういいや。というか、眼鏡君どっちの味方?
「…っ、ええか、これだけは言うといたる、今度戦うときは足元よお見てから戦えや!!」
予定変更。一発食らってあげるよ。
ドカッ!!
ナイスパンチ!
「え?」
「ふん、ケンスケ行くで!」
さ〜て転校初日でサボりかぁ、悪だな!不良かもな!・・・・・ふぅ〜しかし、大の字で寝っころがるって気持ちいいね。空が青い。
洞木さん、山岸さん、後黒ジャージ確かトウジって呼ばれてたよな、面白そうなガッコでよかった。楽しめそうネ、はっはっは。
すると、突然、人の影が僕を覆う。
「碇君」
あ、この人。ファーストチルドレン。包帯姿が痛々しい。名前は綾波だっけな?
「ん?なに?」
「・・・・・非常召集」
スクランブル?使徒かな?てか、ぱんつ見えるよ、綾波さん。
「先行くから」
「え、は?あ、僕も行くよ。ちょ、ちょっと待ってって」
さっさと行ってしまう綾波さんを追っかけて二度目の出撃の心の準備をする。
後書き
はい、展開が速い気がするけどちゃっちゃと行きます。
次は第W使徒シャムシエリュ。鞭使う奴ね。
ぶっちゃけどうなることか、まあとりあえず、あの二人は外に出すとして、シンジ君だな、問題は。裏シンジ出すか出さないか、迷ってる。
じゃ、感想とか指摘待ってます。出きるだけ返そうと思う・・・・・。
山岸マユミって微妙によくわかんなかったりするんだよね。ゲームやったのに・・・・。
管理人の話
トウジ登場!!多分シンジの活躍で反省するのでしょう。
でわ
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